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「アサガオ組が全滅された?」
薄暗い部屋のなかで部下から報告をうけた男の声が響く
「アサガオ組が?」
「恋城がやられたのか?」
「誰にだ?」
静かだった部屋がざわつく
「静粛に
それで?恋城たちは誰にやれたんだ?」
さっきの男が部下に聞いた
「それが…よくわかってないんですが…どうやら野郎1人でやったらしいんです」
「!?」
部下以外部屋のなかにいる全員が目を見開いた
「その野郎ってのは?」
「情報によると『赤眼の龍』がやったらしいんです」
「赤眼の龍か…」
突然男が笑いだした
クックックッと不気味な笑い声が部屋を支配する
「最凶とうたわれる我等
『死鬼』とどちらが勝るか…
楽しい時間の始まりだぁ」
しばらくの間男の笑いがやむことはなかった
