｢ってかみんな傷大丈夫？｣
急に心配になって3人に聞いてみた
｢こんな傷日常茶飯事だ｣
と濠が答えた
さっき痛がってたくせに…
｢そういえば蓮起きないんだけど大丈夫なの？｣
なかなか起きない蓮が心配になり聞いてみた
｢大丈夫でしょ〜｣
凛久しぶりの発言権
｢つっ｣
｢｢｢｢蓮!!｣｣｣｣
僕、濠、雅、凛の4人による素晴らしいハーモニー
蓮は僕を見ると
｢悠里様！大丈夫ですか!?｣と慌てた様子で言った
｢大丈夫だよ｣
よく見ると他の3人より蓮の傷がひどい気がする
｢よかった…｣
蓮がふぅと息を吐いた
蓮の額がまだ春だというのに汗だくになっていた
多分傷のせいだろう
早く逃げて病院に連れて行かないと…
｢とにかく脱出しよう｣
僕は立ち上がりながら言った
｢でもどうやって？｣
凛が聞いてきた
｢僕が一人一人運んぶからとりあえずここか…｣
ゾクッ
なんだ今の悪寒は…
嫌な予感がする
｢悠里様大丈夫ですか？
顔が真っ青ですよ…｣
｢早く!!早く逃げないと!!｣
ブゥン
入り口のほうで大量のバイクのエンジン音が聞こえた……
遅かった……
