「じゃあ 私も行くわ」
お母さんが荷物を持って
ドアに手をかけた
「千晴 昌樹
元気でいなさいね」
ガチャン
そして お母さんも
行ってしまった
でも聞いた
ちゃんと耳に残ってる
お母さんが初めて
私の名前を呼んでくれた
最初で最後だったけど
すんごく嬉しかった
「ほら 二人とも
学校に行く支度しなさい」
「「はーい」」
「それと父さんまた
転勤になったから
しばらく家を空けるから」
またお父さんと一緒に
生活できなくなるんだ・・・
仕方ないよね・・・
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