~千晴side~



今日は学校がある日


そして 大翔が


家を出て行く日でもある







「じゃあ 私たちは行くわ」





荷物を持ってリビングを出て行くお母さん

その後を大翔 私 昌樹 お父さんと続く







玄関に立って最後の別れ



でも私にとって

これは別れではない

ある意味スタートだと思う




「じゃあ父さん 昌樹 ちー
 ・・・・・お世話になりました」


「兄貴・・・
 メールするからな!」


「・・・おう!
 待ってるぜ♪」





少し涙を見せている昌樹


大翔もなんだか悲しそう


私もなんだか視界が滲んできた