ピーポン。ピーポン。ピーポン。 暗い廊下鳴り響くベル。 覗き穴から外を覗く隆平。 「何時やと思ってんねん。」 チェーンをはずしドアを開ける。 「すまん。家に連れてこう思ったんやけどお前の家が一番近くて。」 章大の腕を自分の肩にまわし身体を支えている忠義。 「どうしたん?」 もう片方の章大の腕を掴み支える隆平。 「酔ってるだけや。」