「 えっ………… 」



足元で音がして目線を落とすと、



「 …………何がしたいの? 」



晴の携帯を踏んで壊してしまっていた。
………綺麗に半分に割れた携帯と、リンゴジュースまみれの晴。



「 ご……ごめ… 」



あまりの最悪な展開に言葉すら出なかった。

いつもは無表情で感情をあまり表に出さない晴ですら、怒りが溢れていた。



………………………やっちゃった…………