自分にうざったくなり、明日からどんな顔で晴や果奈ちゃんに会おうかと思ってしまう。

いつも通りで良い、だなんて事は分かってる。
でもいつもみたいに接したら胸が潰れてしまう気がする。


何故かは分からない。分からないけど苦しいの。
分からないけど涙が出そうになるの。





――――ガラガラ!



勢い良く教室の扉が開きビクッとする。
教室の扉を開いたのは、息を切らしている梨杏だった。



「 やっといた未弥! 」

「 ど、どうしたの? 」

「 今、果奈ちゃんと晴君が一緒に帰ってたよ?! 」



梨杏、そんな事知らせるためにわざわざ走って、息を切らせてあたしを探してくれたの…?