そう話しているおばさんは少し悲しそうだった。

「ありがとね、たかといてくれて。隆弘君といるあの子は凄く楽しそうだった。本当にありがとう」

「おばさん…お礼を言うのは俺の方です。たかといると、とても楽しかったですから!」

「そう、そう言ってくれて嬉しいわ!」

そう言うとおばさんは、鞄の中から、一枚の封筒を出して俺に渡した。

「これは…何ですか?」