悲恋‐幼い恋‐





「返して!!返してよぉ………!!


今までずっと一緒にいたの!!
今更離れるなんて無理!!
弘樹がいたからあたしはいるの!!

弘樹がいないなんて嫌!!これからあたしどうしたらいいの!!?
弘樹がいないのにどうやって生きていけばいいの!!?
教えて!!!」



憎い
憎い
憎い……!!!

この人があたしから弘樹を奪った。

この人があたしから幸せを奪ったんだ………!!



「消えて!!!
あなたと話す余裕ないの!!


ここから消えてよぉーーーー!!!」



男は"すいませんでした"と言い残し、この場からいなくなった。



それでもあたしの涙は止まらなくて、たくさんの人があたしを支えてくれた。


クラスメート、先生、由姫、お母さん、お父さん………。




みんながあたしの涙を拭いてくれても、涙が止まらなかった。