悲恋‐幼い恋‐




―――次の日



今日は学校に行く。

一人で学校への道を歩いたのは初めてだった。

いつも、弘樹がいた。

―――もういない。

…………もういない。







教室に入ると、由姫が待ち構えてた。


「瑠実、ちょっと来て」
「分かった。屋上ね」


いつも話があると屋上で話してた。

だから今日もそう。



屋上につくと早速質問攻めにあった。

「弘樹くんと別れたんだって?」

「うん」

「うんって瑠実、なんで別れたの?

そのせいで弘樹くん悲しそうだった。

瑠実が別れるって言うとは思えないんだけど?」


あぁ、また始まった。

由姫のお節介。
ほんと迷惑……。

今日ぐらいほっといてよ……。


「あたしにもいろいろあるの!!!!


ほっといてよ……」