「弘樹―!!起きろー」 まったく起きようとしない弘樹。 わたしは毎朝弘樹を 起こすのが役目。 「早く起きなって!!今日から中3でしょ!?新学期一発目から遅刻はヤバいってば!!」 ……これじゃあ彼女っていうより母親じゃん…。 はあぁ~って盛大なため息をつき、 あたしは弘樹の背中を 思い切り殴った。