まあ…いいか。


私は直ぐに、1階のダイニングに下りた。


朝食を済ませると、急いでと支度をした。

よく考えたら、いつもより30分遅い…


「行ってきま~す」
何とか間に合いそうな時間に準備を済ませ、自宅を出た。


高山駅に着くと、いつも乗る電車がホームに入って来る様子が見えた。

何とか、ギリギリセーフだ!!


額の汗を手で拭いながら、混雑した電車の入口付近に、外を向いて立った。

そうだ、メールとか確認しとかなくちゃ…


私は昨日から鞄に入れたままだった、携帯電話を取り出した。

あ、小夜子からメール入ってる。


内容を見る限り、かなり悪い状況になってるみたいだ…

後で返事しておこう。


あれ?
メール受信中だ。


あ、涼子か…
珍しいな、涼子からメールなんて――


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