中に入り、蛍光灯を点けた。
部屋の中は、綺麗に整理されていた。
部屋の中央に残る、大きい機材を置いた様な跡は一体何だろう…
部屋の隅には、デスクトップ型のパソコンが1台。ネットとには、接続されていないみたいだった。
それと、本棚に多くの資料らしき物とCD-ROM…
これはまるで倉庫と言うより、何かの研究室だ。
ふと膨大な資料の中に、自分の名前が貼られたファイルがある事に気付いた。
これは一体…
中を見ようと思ったが、余りの気持ち悪さに元に戻し、明日見る事にして自分の部屋に入りベッドに大の字になって寝た。
翌朝――
スッキリ目が覚め時計を見ると、既に7時になっていた。
目を擦りながら部屋から出ると、1階で母の声がした。
深夜に帰って来たのか…
あ、そういえば――
隣りの倉庫に入ろうとしたが、既に鍵がかけられていた。
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