翌水曜日――

私は午前中からずっと、圏外の事を考えていた…


午前の講義が終わり、友達と学食でランチをしていた時、突然あの耳鳴りがし始めた!!

かなり大きい学食の雑音が、全く聞こえない程の激しい耳鳴り――


キィィィ――


周囲を見回すが、誰にもこの音は聞こえてない様だ。

私だけ…
私にだけ、聞こえているの?


視線を落とすと、テーブルの上に置いていた携帯電話の、着信を知らせるライトが点滅していた。

急いで携帯電話を開けると、やはり圏外表示――!!

それならなぜ、電話が繋がっているの?


恐る恐る、私は着信しているの電話に出た。


無言だ…沈黙が続く。


無意識に、私の口から言葉が出た…

「佐知子…
あなた佐知子でしょ!!」


「………クスクス」

電話が切れると同時に、耳鳴りも止んだ。


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