「そういえば、昨日高山駅にいましたよね?」

「う、うん…
祖母の家があるのよ」

「あ―、そうなんですか?」


話をしていると、駅の時計が目に入った。


あ―!!
そろそろ大学行かないと、遅刻だ。

「じゃあ茜さん、今度本当に一緒に食事に行きましょうね!!」


私はその場で茜さんと別れ、横断歩道を渡ると大学に急いだ。

駅前通りを大通りまで行き、並木通りに入った。


あれ以来、どんなに急いでいても路地を通る事はしない…



並木通りをいつもより速く歩きながら、携帯電話を手に持ち【one】を聞いていた。

サビの部分になった時、何かノイズが入っている事に気付いた…


あれ…
以前は、こんな事なかったけどなあ?


私はもう一度最初から再生すると、サビの部分になった時に立ち止まり、耳を澄ませた…


.