やがて、時計が17:50を回った。
「あ、私そろそろ行かないと」
「順子、とりあえず3人で連絡を取り合う様にしようよ!!
そうしないと…」
「そうだね…」
順子は手を振りながら、バイトへと向かった。
私はそのまま駅に向かい、自宅に帰る事にした。
高山駅に着くと、もう18:30を過ぎていた。
既に薄暗くなった道を、踏切りを越えて自宅に向かう。
最後の坂道の半ばを過ぎた辺りから、自宅が見え始める。
ふと前方を見ると、薄明かりの中で女の子の姿が見えた。
長い髪に、華奢な身体…
雰囲気としては、同じ年頃の様だ。
淡いピンクの服――
あれ?
あの服、先日私が買った服と同じ…
その女の子は私の自宅の前で立ち止まり、そのまま中に入って行った。
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