おばさんは驚いた様子で振り返ると、私を呼び止めた
「さ、小夜子ちゃん!!」
「は、はい…?」
おばさんは少し考えて、自分に言い聞かせる様に首を横に振った。
「どうかしました?」
「う―ん…
さっき小夜子ちゃん家の前を通った時、そっくりな髪の長い女の子が、家の中に入って行くのが見えた様な気がしたんだけど――
気のせいだったみたいね」
言ってる意味が、よく意味が分からない…
余り気に留める事もなく、帰宅した。
「ただいま」
あれ?
今、誰かがいた様な…
時計を見ると、まだ16:30だった。
外に車は無かったし、母が帰っているとは思えない。
「誰かいるの?」
家の中に向かって、大声で呼び掛けた。
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