小説を書いているうちに、午前中の講義が終わった。


昼食はいつも、智子と一緒にする事にしている。

少し早目に着いたからなのか、智子の姿が見えない…


あ、いたいた!!

何か、妙な男の子に絡まれてるし…仕方ないなあ。


私は智子の所に行くと、左手を掴んで言った。

「智子、こっちこっち!!」


まったく…
智子は昔から、優柔不断で困る。

ただ、余り智子を追い詰めるのは――



その日の授業も終わり、校門で待ち合わせしていた智子と一緒に帰った。

どうやら智子は、面倒に巻き込まれそうな雰囲気だ…


高山駅で智子と別れ、自宅に向かって歩いていると、踏切りの手前で近所のおばさんと出会った。

「こんにちは」

軽く頭を下げ挨拶をすると、擦れ違った。


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