17時から始まったミーティングは、18時には終了した。
特に難しい話がある訳でもないし、通常こんなものだ。
同好会がある日は小夜子はいないし、１人で帰る事が多い。
私は誰にでも打ち解けるタイプでもないし、１人の方が楽だったりする。
だから小夜子がいない時は、携帯電話を触っている事が多い…
でも…
最近、突然圏外になったりするし、携帯電話も少し気味が悪くなっていた。
「先輩、失礼します!!」
スクーターがゆっくりと、私の横を走り抜けて行った。
長谷部君…
呑気に帰って行くけど、君のお陰で私は随分人間関係が崩れているのよ。
「はあ…」
まあいずれ、誤解も解けるだろう。
溜め息混じりに携帯電話でホームページにアクセスし、更新しながら北山駅に向かった――
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