◇智子◇
大学の講義が全て終わると、私は直ぐに帰宅する事にした――
今日は、小夜子と順子が色々と調べている筈だ。
自分も関係しているだけに、その結果が早く聞きたい。
本当は一緒に行きたかったが、行き先が市役所となると、色々と問題があるし仕方がない。
そんな事を考えながら、私は大学から駅までの道をいつもより速く歩いていた。
ようやく駅前に辿り着き駅に入ろうとすると、店舗の前で掃除をしていた倉橋さんに呼び止められた…
「あなた確か、小夜子ちゃんの友達の…」
「あ…はい。
中崎 智子です」
よく店舗の前で掃除をする倉橋さんを見掛けるが、声を掛けられたのは初めてだ。
少し戸惑う私を、全く気にする様子もなく倉橋さんは言った。
「小夜子ちゃんに、渡そうと思っていた物があるんだけど、渡しておいてくれる?」
「は、はい」
私が頷くと、倉橋さんは店舗の中に入って行った。
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大学の講義が全て終わると、私は直ぐに帰宅する事にした――
今日は、小夜子と順子が色々と調べている筈だ。
自分も関係しているだけに、その結果が早く聞きたい。
本当は一緒に行きたかったが、行き先が市役所となると、色々と問題があるし仕方がない。
そんな事を考えながら、私は大学から駅までの道をいつもより速く歩いていた。
ようやく駅前に辿り着き駅に入ろうとすると、店舗の前で掃除をしていた倉橋さんに呼び止められた…
「あなた確か、小夜子ちゃんの友達の…」
「あ…はい。
中崎 智子です」
よく店舗の前で掃除をする倉橋さんを見掛けるが、声を掛けられたのは初めてだ。
少し戸惑う私を、全く気にする様子もなく倉橋さんは言った。
「小夜子ちゃんに、渡そうと思っていた物があるんだけど、渡しておいてくれる?」
「は、はい」
私が頷くと、倉橋さんは店舗の中に入って行った。
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