「ちょっとおばさん!!
その態度は何?
市民の税金から、給料貰ってるんでしょ。ちゃんと、説明しなさいよ!!」
私の後ろで様子を見ていた小夜子が、突然大声で怒鳴った!!
普段は余り感情的になる様な事はないのに、ここで情報が途絶える事に危機感を覚えたのか?
それとも、余程態度が気に入らなかったのかは分からないが、勢いは止まらない。
「私達が若いからって、馬鹿にしてるんじゃないの!!」
小夜子の怒声は旧館の1階に響き渡り、奥の方に座っていた職位の高そうな人も顔を上げた。
女性職員は、余りの小夜子の剣幕に動揺して直立不動になっていた。
小夜子は女性職員の目の前に立ち、再度確認した。
「それで――
調べるの?
調べずに追い返すの?」
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