私は真剣に答えた。
「私達の生命が危ないんです!!」
おじさんは一瞬唖然としたが、私の今にも泣き出しそうな表情を見て言った。
「一応、私は警備員ですから、病院の事について、外部の人には話す事は出来ません…」
やはり、ダメなのか…
「今から言う事は、私の独り言です。
最近ボケてきましたからね…」
おじさんは、壁の方を向いて話し始めた…
「この北山総合病院が過去1度だけ、治療を巡り訴訟騒ぎになった事があります。
おそらくそれが、18年位前の事だったと思います。
確かあれは、脳外科の入院患者の死因について、遺族が不信感を持った。
その事が原因だった、という記憶がありますね…」
訴訟問題…
脳外科の入院患者?
間違いない。患者が、朝倉 舞子だ――!!
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