その後――
私達は年配の看護師を探して、病棟を1つずつ回った。
休みの人もいただろうが、会う人全員が1人の例外も無く、誰も話を聞かせてくれる事はなかった。
「小夜子…
やっぱりダメなのかな?」
順子は外来の待合室のシートに、座り込んでしまった。
もうここで、手掛かりは途絶えてしまうのか…
私も諦め掛けていた。
その時――
私の視界に、ある光景が目に入った。
廊下を年配の警備員が、歩いていたのだ!!
「じゅ、順子!!」
私は順子に声を掛けると、警備員目指してて走り出した。
「す、すいません!!」
「え…私ですか?」
青い警備服に、青い警備帽を被った警備員が振り返った。
.



