翌朝――
疲れていたからなのか、それとも２人でいる事で安心したからなのか…
目が覚めると、既に10時を回っていた。
今日は日曜日だけど、看護士は出勤している人もいる筈だ。
何か話が聞けるかも知れない…
順子を起こすと、準備をして北山総合病院に行く事にした。
１階に下りるとなぜか順子の母の姿はなく、２人分の朝食が用意されていた。
そういえば、順子の父を見ていない様な気がする…
私達は用意された朝食を急いで食べると、北山総合病院に向かった。
北山総合病院には、順子の自宅近くにあるバス停からバスに乗ると、約20分程で到着する。
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