私はベッドに顔を埋ずめる、順子の隣りに座った。


「何があったのかは知らないし、聞かないけど…

私も智子も、何があろうとずっと一瞬だからね。

明日、北山総合病院に行ってみようよ。何か分かるかも知れないから…」


何があったのか分からないが、あの順子が私の手をずっと握っていた…


しかし、今冷静に考えてみると、順子の母の様子…

あれは明らかに、何かを隠している感じだった。



私は母にメールを送り、順子の家に泊まる事を告げた。


明日は気付かれない様に、病院で色々調べてみないと…

必ず私達の事と、この患者には何か繋がりがあるに違いない――


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