「そういえば…
意識が朦朧としていてたからかも知れないけど、私を追い詰めながら、あの女性は言ったの…
『舞子の様に』と。
舞子なんて、聞いた事もない」
すると、順子は何か思い出したのか、私の両肩に手を乗せて言った。
「うちの倉庫に、古びたカルテが不自然に置いてあったの。
もしかして、何かの手掛かりになるかも知れない!!」
「古いカルテ…」
よく分からないが、とにかく思い当たる事は全て調べてみるしかない。
私達は直ぐに、順子の自宅に行く事にした――
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