窓の外が、空も見えない程に暗くなった。
もう3時間以上は、この状態が続いている…
私はもう、精神的にも肉体的にも憔悴しきっていた。
避ける気力も失い、全身アザだらけで、頭からは血が滴り落ちていた…
もう、何もかもどうでも良く思えてきた。
殺すなら一思いに、包丁を頭上から何本も落とすとか、そうしてくれた方がどんなに楽か…
そんな事を考えながら、暗いリビングの真ん中で座り込んだ。
そんな時、ダイニングから、ミシミシと人が歩いて来る音がした。
私は既に放心状態で、それすらも、もうどうでも良い事だった…
やがて足音は徐々に大きくなり、背後で止まった。
圧倒的な憎悪の塊――
霊感の全く無い私でも、全身に鳥肌が立ち身震いがして止まらない。
私は背後から頭を、強く掴まれた!!
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