暫くすると、自分の横にあった棚の上で物音がした。
物音のする方を見上げると、突然棚の上から置き時計が落ちてきた――
その人間の顔程の大きさがある置き時計は、私の頭をかすめて目の前に落ちた!!
更に、後退りして窓際まで行った私の頭上で物音がした。
ハッとして上を見ると、壁に掛けた時計が外れて落ちてきた!!
「痛い!!」
その時計は、私の肩を直撃して床に落ちた。
ま、まさか…
私を狙って落ちてきてるの?
今度は、背後で物音がし始めた!!
私は慌てて振り返った。
あれ…?
今度は何も起こらない。
物音は延々と続いた。
その度に物が落ちてきたり、物が落ちてこなかったりを繰り返された。
私はその状況に、徐々に精神的に追い詰められていった…
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