不思議な事は、なぜケータイ小説の事を知っていたのか…

なぜ小枝子の事まで、知っていたのか?


もしかして、全ての元凶はの女性なのでは…


その時――

また部屋中に、扉が閉まる音が鳴り響いた!!


リビングとダイニングから出る扉が閉まり、鍵が掛かった。

私はリビングとダイニング以外の場所に行く通路を、全て奪われた。

こうやって、少しずつ追い詰めていくつもりなんだ…


「一体、私をどうしようと言うの!!」

静まり返る家の中から、どこからともなく声が聞こえてきた…


「どうするって?

もちろん、追い詰めて追い詰めて、殺すに決まってるでしょ!!

もう少しそこで、怯えながら待っていなさい。

ふふふ…」


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