「今日さ、初めて智子のお母さんに会ったんだけど…

知り合いだよね?」


母は箸を止めると、私の方を向いて答えた。

「そ、そりゃあ…

あなたと智子ちゃんは、小学校からずっと一緒だからね…

当然、お母さんも知っているわよ」


それはそうか…
そうだよね。

でも…
同級生の母親を、名前で呼ぶものなのだろうか?


私は夕食を済ませると、すぐにシャワーを浴びた。

風呂から出てリビングを覗くと、母はまだ一生懸命図面と睨めっこをしていた…


邪魔をしては申し訳ないので、私は2階に上がった。

サトシの死から立ち直り、前進しようとする母の姿に私は安心していた。


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