「そうか…そうだよね。
順子には、やっぱりこっちだよね!!
あははは!!」
目の前に、鉄パイプが叩き付けられた。
私は慌てて起き上がると、2、3歩と退ずさりした。
「順子…
あと少しで…
あんたさえ死んでいれば、完璧だったのに!!」
街灯の下を、鉄パイプを持って近付いてくる。
暗闇に浮かぶ姿は――
「佐知子――!!」
佐知子は怪しく笑うと、鋭い目付きで私を睨み付けた!!
「私の邪魔をした順子…
あなただけは、どうしても殺しておきたくて…
地獄から、甦って来たのよ!!」
佐知子が鉄パイプを、頭上に振りかぶった。
間一髪でその鉄パイプを避けた私は、路地を走って逃げた。
「ハァハァ…
佐知子…
私を狙っていたのが、佐知子だったなんて!!」
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