駅前の歩道を渡ろうとした時、少し先の角で妙な金属音がした。
カツン…
何だろう…?
路地裏へと続く道の、入口へと近付いた…
近付いてみると、空き缶に何かが刺さっていた。
あ…
こ、これは矢だ!!
そう思った瞬間、暗闇から伸びる白い手に服を掴まれ、路地に引き摺り込まれた――
「きゃあ―――!!」
誰もいない路地裏…
チラチラと点滅する、修理もされない街灯の薄明りの下、私は地べたに這いつくばっていた。
「記憶……
戻って良かったね…
もう十分楽しんだし、さあ終わりにしましょう…」
私は目の前に立つ影を、ゆっくりと見上げた。
「どっちが良い?
矢で射殺される?
それとも、鉄パイプで殴り殺される?」
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