「……そ…ろ……」
「何か言った?」
涼子はただ目を閉じて、聞き入っている。
あれ?
気のせいかな…
「……そろそろ終わりにしようね…」
え――!!
今度は、ハッキリと聞き取れた!!
「さ、小枝子…」
「どうしたの順子?
1人で、何を騒いでるのよ」
涼子には聞こえてない!!
間奏が終わり、歌が始まると声は聞こえなくなった。
小枝子…
終わりにする…何を?
それから1時間程Gに関する話をした後、私は涼子と別れた。
涼子はかなり嬉しそうだった。
地元のインディーズバンドの話が出来る相手なんて、そんなにいる筈がない。
私は1人で、駅前通りを駅に向かった。
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