涼子と別れた後、私は本屋で時間を潰し、バイトに行った。
コンビニに着くと、涼子が苦笑いをしながら待っていた。
どうやら今日のバイトも、私が言った後、強引に交代したらしい…
バイトが18時に終わり、私はコンビニの裏で涼子とGについて話した。
「ねえ順子…
あの桜井さんの歌、携帯電話に入ってるんでしょ?
ちょっとだけ聞かせてよ」
「あ、うん。
良いけど…ちょっと待ってね」
私は携帯電話のデータフォルダから【one】を探して再生した。
繊細な旋律に澄んだ歌声…
やはり、抜群に良い曲だ。
涼子は目を閉じて、聞き入っている…
アコースティックギターだけの、哀しげな間奏…
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