「ごめん…って、涼子あんた!!」


「ずっと言おうと思いながら、なかなか言い出せなくて…」

私は涼子の手を掴むと、引き起こした。


「一体どういう事?
時々、私の後をつけて来たのは涼子ね」


涼子は立ち上がると、申し訳なさそうに私を見た。

「う、うん…」

「どういう事か、話してくれるよね?」

私は涼子に詰め寄った。


「じ、実は――」




「……はあ?

それならそうと、早く言えばいいのに」

「ご、ごめん…
何か、言い出せなくて」


私は駅前通りに出て、一旦涼子と別れた。


「また後でね…」


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