なぜ画鋲がこんな所に?

まさか涼子が――


いや、確証がある訳ではないし…


従業員の控え室に、何とも言えない沈黙が続いた。

「時間ですよ~
引継ぎお願いします!!」

バイトの声で、私達は店内に向かった。


異常な事が私の周辺で起きている…

ノイズといい、頭痛といい、そして針や画鋲――



バイトが終わると、私は真っ直ぐ帰宅する事にした。

外にいるよりは、自宅にいる方が安心出来る…



「ただいま」

帰宅すると、直ぐに自室へと上がった。

あの写真が、なぜか凄く気になっていたのだ。


しかし…
机の上に置いた筈のの写真は、無くなっていた。


昨日の写真もいつの間にか無くなっていたし…
今日の写真も――

一体、何がどうなっているのか、更に分からなくなっていった。


.