その時、隣りにあるサトシの部屋から何か物音がした。


私はベッドから起き上がると、部屋を出てサトシの部屋に向かった。


扉が少し開いている…

扉を少しずつ開け、中を覗き込んだ。


部屋の窓が少し開き、レースのカーテンが揺れているだけで変わった様子はない。

床を見た時、机の上に置いてあった筈の家族写真が、床に落ちている事に気付いた。


近付くと、落ちた時にフォトスタンドが割れ、ガラスで写真が破れていた。



「あははは――!!」

突然、私の左側から甲高い笑い声が聞こえてきた!!


ゆっくりと左を向くと、そこにはスタンド式の鏡があった。

そして、鏡の中の私が話し掛けてきた。


「もう分かったのよ…

サトシと現世を因縁付ける物は、その写真だという事が。

その写真さえ無くなれば、あの子は現世に1日しかいられない!!」


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