翌日――
母は夜のうちに、また葬儀場に向かったが、私はいつもと同じ様に自宅を出た。
そして高山駅で智子と合流すると、大学まで一緒に行った。
やはり、智子の様子がおかしい…話さなくて正解だった。
私は智子が自分の講義室に向かって歩いて行くのを確認して、北山駅に戻りタクシーに乗った。
タクシーの車窓から、何気なく外の景色を眺めていると、ガラスに映った自分が、怪しげに笑いながら口を開いた!!
「次は、あなたが死ぬのよ…次はあなたよ」
助手席側の後部座席に座っていた私は驚いて、運転手側まで後退りした。
「簡単だから…
ほら――!!」
突然タクシーの運転手が、道路脇の電柱目掛けてハンドルをきった!!
.



