翌日の月曜日――


周囲の映る物に気を付けながら、いつもの様に駅に向かった。

相変わらず、真面目な智子は早目に来ていた。


「おはよう…」

「おはよう…」

私達は、お互いの顔を見合って苦笑いした。

お互いに、疲れきった表情をしていたからだ。


智子もあの耳鳴りを体験した以上、身辺に奇怪な事が起きている可能性が高い…

「智子…
あんた、あれから大丈夫?
変わった事はなかった?」

智子の表情を確認しながら、私は声を掛けた。


「う、うん…
今の所は何とか」

私は正面から智子の両肩に手を置き、真剣に言った。


「智子…
何か変わった事が起きたら、すぐに私か順子に連絡するのよ!!」


私はともかく、智子けにはあまりストレスをかけたくない…



私達は電車に乗り、大学へと向かった――


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