私は母を巻き込んではいけないと思い、ソファーを掴み無理矢理体を起こすと、壁にもたれながら2階へと上がった。
激しい動悸、嘔吐が私を襲う――
自室の扉を開けると、そこにはまだ老婆の右手首が蠢いていた!!
その時――
私の記憶の扉が少しずつ開き始めた…
頭の中でミシミシと音がする。
私は老婆の右手首を掴むと、机の引き出しからカッターナイフを取り出した。
そして、窓を開け、窓の外に老婆の指を1本ずつ切り落とした。
あ…
わ、私は一体何を?
手にしていた指が無い老婆の右手首を見て驚いた!!
慌ててその手首を、外に思い切り投げた。
その夜は、何も起こる事は無かった…
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