何も動かない室内――
静寂に包まれ、自分の呼吸する微かな音しか聞こえない…
スー
ハー
スー
ハー
スー
ハー
ハー
スー
ハッ!!
私の耳元で、もう1つの呼吸音が――!!
素早く振り返ると、老婆の顔が私の頬のすぐ横にあった!!
完全に腰砕けになった私は、立ち上がる事も出来ず、老婆の方を向いたまま後ろ手にその場を離れた。
老婆はゆっくりと私の方に歩いて来た…
もう私は、ガタガタと全身を震わせるだけで、声すら出せない。
そして、ついに壁際に追い詰められた――
老婆の冷たい左手が、私の首に触れる…
「フッハッハッ!!
この首、どう切り落とそうか。
カマで切るか?
ナタで切るか?
ノコギリで切るか?」
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