ちょうど、午前の講義が全て終わった時――


元々精神的に弱かった私は、極度の不安感と緊張により気分が悪くなった…

このままの状態では、午後の講義が受けられるはずもなく早退した。


周囲に気を配りながら、老婆の影に怯えて自宅に帰った。

幸いにも、帰宅するまで老婆に遭遇する事は無かった…


帰宅して2階の自室に鞄を置きベッドに横になると、緊張の糸が切れ疲れの為かそのまま眠ってしまった。



その眠りの中で、またあの夢を見た…



高山の首塚――


犬や猫、動物の首が並ぶ…


祠の奥の石階段。


深い深い森…


神社の境内……


何かを埋める人。



誰…
あなたは誰?



振り向いたその顔を見た瞬間、目が覚めた――



あれは私だ。


精神的に追い詰められ、不安感と焦燥感が増す度に鮮明になる夢…

夢…?


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