電車がホームに入り、彼が乗り込む様子を確認して隣りの車両に乗った。


連結部分から、隣りの車両を覗く――


車両中央付近のシートに座り、数人の女学生に囲まれ、この隣りの車両にまで聞こえる様な大声で騒いでいる…

しかも、意した老婦人を睨み付け、蹴飛ばした!!


私は絶句した――


登山同好会の時の姿とは、まるで別人だ。彩香の言っていた事は、やはり本当だ。


でも…
なぜ猫を被ってまで、登山同好会に?



電車は北山駅に到着し、私は長谷部君と距離を保って大学に行った。

今日の大学には、小夜子がいない…


同好会の中には、私を崖から突き落とそうとした人がいる。

その中には、私のホームページを目茶苦茶にした人もいるかも知れない…


不安と緊張が、絶え間なく襲ってくる――


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