老婆がカマを振りかざした時、私は駅の外に向けて走った。


「きゃあ―――!!」

背後で悲鳴が聞こえた。

振り返ると、老婆のカマが駅員の腕に刺さっていた!!

その刺さった場所から血が吹き出し、周囲に飛び散っている――


見えなくても切れる…当然、見えれば切れる!!


冷たい汗が、全身を覆う…

老婆は騒然とする構内を、人波を平然とすり抜けてこちらに歩いてくる!!


「首じゃ、首を置いていけ…」


私は全力で走り、駅から離れた!!


なぜ私がこんな目に…


自宅の近くまで辿り着き、私は背後が気になって振り返った。

老婆の姿はない…


「ここまで来れば、もう大丈夫…」

そう思った瞬間、いきなり腕を掴まれた!!

骨と皮だけの、氷の様に冷たい手…


「首じゃ!!」

老婆がニヤリと笑って、カマを振り上げた――


.