時間があれば修正し、午後の講義が終わるまでには、ほぼ修正と更新が完了して公開した。


小夜子と一緒に電車に乗り、ホームページの確認をする…

大丈夫だ、何も起きていない。


安心して携帯電話を閉じた…



電車を降り、自宅へと続く道を周囲に気を配りながら急いだ。

今日は、あの老婆の姿もない。


自宅の玄関の前に立つと、やっと緊張の糸が緩んだ。

久し振りに、何事もなく落ち着いた日だった。


最近身辺に不穏な事があり過ぎて安眠してなかった私は、少し寝不足気味だった。

自室のベッドの上に寝転び目を閉じると、いつの間にか眠っていた…




深い森――


長い石階段…


古い建物は、神社?


この景色は、やはり見覚えがある…



石積み?

それに祠……


首塚――!!



私はその光景に、心臓が止まりそうな程驚いて、一気に起き上がった。


夢…

またいつもの?


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