2年3組の教室。 俺は静かにドアを開ける。 気だるそうに少し背を丸め下を向き歩く姿はとても元気があるようには見えないだろう。 実際俺は機嫌が悪かった。 せっかくの日曜日、部活に入っているわけでもないのにここにいるのには理由があった。 4月のはじめ、クラス替えをして間もないころ。 たまたま知り合いが多かったせいか、いつのまにか学級委員をやらされていた。 学級委員といっても毎日の日誌をつけたり、プリントの作成など、いわばクラスの雑用係だ。