「つかさ、美空は…」 「え?」 奏太は何か、言いかけたが… 「…いや、なんでもない」 結局何を言いたかったのか、分からなかった。 丁度その時、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。 「…戻るか」 「そうだね…」 澄んだ青空は、とても眩しかった。