―――――――
五分後、奏太の家。
「お邪魔しまーす…」
「誰もいないけど…」
中は薄暗く、しんとしている。
「入れよ」
「う、うん」
なんか、緊張する。
「っ」
「奏太?」
バッと顔を背ける奏太。
ほんのり、耳が赤い。
「どしたの…っ?」
奏太は小さく溜め息をついた。
ゆっくり振り向き、あたしを見る。
「ソレ、誘ってんの?」
「ソレ?」
奏太の視線を追うと、胸元にくる。
「っ!ばか…っ」
白いシャツからピンクのブラが透けてる。
あたし、最悪だ。
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