カツラをかぶり財布を持って
部屋から出て行こうと してた時



のぞみは
ボーと沖縄の景色を窓から眺めてた




それから 俺とのぞみは
一切なにも 喋らなかった…



飛行機が隣どうしになっても
一切なにも話さなかった…


ただ ボーとしているのぞみの姿が
妙に 俺の胸に突き刺さった



ヒカルと輝だけで
こんなにも 温度差が あるんだと



悲しい気持ちになった




俺は…