俺はのぞみを屋上に連れ出していた 「ちょっと…ヒカル…速い…」 さっき… のぞみが “ヒカル”って言ってくれた どっちの輝かヒカルか 分からないけど ただ 単純に嬉しい 俺がいた 「悪い…悪い…」 「もぉ~」 顔を膨らませ こっちを見る そんな仕草が 可愛かった 「ごめんな…のぞみ…」 「えっ…!?」 思いもしない言葉に驚くのぞみ… 「だって…相沢くんにも理由があるでしょ??」 「ああ…」 静かに流れる風… 言葉が繋がらなくって…沈黙が続く